CA 私たちは木と語り合う。

フジゲンの哲学

木(wood)、塗装(paint)、音色(sound)

1本の木から取り出しても、様々な木目、節、導管、フラッシュなどが現れる木。この木をコントロールし、生地調整、塗装、研磨によって木の風合いを際立たせ、製品のグレードを高める。長年ギターを製造してきた私たちのこだわりです。

フジゲンの理念

私達は、会社を構成する人々が働くことに生甲斐を持てる会社づくりに、日々努力することを使命とする。

CA事業部 ISO9001品質方針

私たちは、常にお客様に信頼される、工法の開発、コスト、品質改善に努力し、事業部一丸となってP・D・C・Aサイクルを実行し、継続的に品質保証活動に取り組み、会社の発展と社会への貢献をします。

カーパーツ部門(Car Parts)

輸出ブランド車用ウッドパネルの製造

機械作業と手作業を組み合わせることで、量産だけでなく小ロット生産の対応も可能。幾層にも塗られていく塗装は、磨かれることで、鏡面の光沢が生まれます。鏡面仕上げ、艶消し仕上げ・オープン仕上げなど、様々な仕上げが可能です。ギターのぼかしの技術は、グラデーションともよばれ、様々な車に採用されています。長野県内には加工メーカーが多く、射出成形⇒突板貼り⇒着色・塗装⇒仕上げ研磨⇒完成のように一貫して生産することが可能です。

※本文中では敬称を略させていただいております。

多角部門(Audio,MusicBox,Drum,and more wood items)

オーディオ、オルゴール、MusicBox、太鼓、そば打ち道具、カメラ、高級ヘッドホン、時計他

木を集成することで、反りやネジレを防ぎ、希少材を有効に活用することができます。例えば、半分に割った木の中に金属を埋め込み、元通り貼り合わせた「そば棒」、同じ技術はWoodHornの木の内部のホーン形状やいくつもの木を貼り合わせてコンガのようにつくるスネアドラム、和太鼓も胴の太い木が少ないためいくつもの木の板を張り合わせて作られています。また、木と塗装を音色に生かす手法はオルゴールやミュージックボックス、高級ヘッドホンといった木製品に生かされています。

順不同
※本文中では敬称を略させていただいております。

住宅設備部門(Housing equipment)

住宅用パネル(面材塗装)

面材と呼ばれるオートクチュールの大きな平面のキッチンパネル。塗装を幾層にも施し、一枚一枚職人の手で鏡面に磨き上げられます。

※本文中では敬称を略させていただいております。

フジゲンの流儀

本木(ほんもく)とはなんですか?

木をスライスした「突板(単板)」を貼ったり、成形した製品を本木(Real Wood)と呼びます。

フジゲンの流儀01

突板(単板)とムクの違いはなんですか?

ムクは木から削って形を作りますが、木の突板はすでに形があるものに貼ることができます。いづれも本木です。

フジゲンの流儀02

どんな木を使いますか?

マホガニー・ウォールナット・バーズアイメープル・カーリーメープル・タモ・アッシュなど世界の銘木を入手し、突板に採用しています。木の乾燥には、天然乾燥と人口乾燥があります。木の寸法・形状が変化することを防ぐため、楽器と同様に、含水率を6~7%前後に保ちます。

フジゲンの流儀03

どうやって木を製品にするのですか?

樹脂製品に、木の突板を接着をします。フジゲンでは、木を貼る過程から、着色・塗装・仕上げ研きまで、一貫して行うため、木をコントロールすることができます。

フジゲンの流儀04

樹脂の材質は?

ABSやPC-ABSなどの樹脂です。アルミなどの金属に貼ることもあります。

フジゲンの流儀05

突板の厚みはどのくらいですか?

0.3mm前後の厚みです。

フジゲンの流儀05

平面でなければ貼れませんか?

なだらかであれば曲面に貼ることも可能です。FGP工法では、受治具を使い製品と突板を一定の圧力と温度で接着します。少しの曲面は、圧力接点のゴムが包み込み、接着することができます。また、接着剤も強度の高い結果が得られる接着剤を使用しています。

フジゲンの流儀05

新しい金型が必要ですか?

樹脂製品があれば、すでにある樹脂基材に突板を貼ることができます。

フジゲンの流儀05

他の製品とのはめあいは?

精度によります。精度を出すためにはNC加工機を使い、一定の精度に加工を行います。

フジゲンの流儀05

どんな製品に使えますか?

車の内装パネル・ギターやオルゴールといった楽器・オーディオキャビネットやスピーカー、フォトスタンドなどのアクセサリーにも使われています。特に車では、フラッグシップ車に使われるウッドトリム、コンソールパネルなどフジゲンの本木製品は数多く使われています。

フジゲンの流儀05

仕上りや肌触りは?

楽器独特の鏡面仕上げ(ピアノフィニッシュ)から、落ち着いた仕上りの艶消しマット仕上げ、木の肌を感じるオープン仕上げ、変わった触感の仕上げなど様々です。また、木だけでなく他の素材と融和することで新しいイメージが生まれます。

フジゲンの流儀05
CAの日常風景

フジゲン株式会社

フジゲンCA事業部
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