フジゲンの歩み history of fujigen

10 名の職人の手から
フジゲンのものづくりは
始まりました。

フジゲンは、1960 年(昭和35 年)「富士弦楽器製造株式会社」として発足しました。社名に" 富士"を冠したのは、日本一になろうという志にほかなりません。創業当初はクラシックギターを生産していましたが、翌年から高級クラシックギターと、対米輸出を目的にエレキギターの製造を始めました。

1960年代の富士弦工場内

1960年代の富士弦工場内


信頼性と高品質を謳う
フジゲンの真摯な姿勢が
世界一の生産本数を達成。

エレキブームが起きた1964 年から1968 年にかけ、大小とりまぜて国内に約80 社がエレキに参入しましたが、それが1970 年代に入ると自然淘汰され、現在はフジゲンを筆頭に数社しか残っていません。また1965 年以降の10年間にはオイルショックや円高、韓国など後発メーカーの猛追もあり、楽器作りは決して順風満帆とは行きませんでした。しかしそうした変化に動じることなく” 付加価値の高い製品を作る”、” 世界一のエレキギターメーカーを目指す” に照準を定め、目標に向かって邁進してきたことが、フジゲンの企業力を高めることとなりました。

1978 年、ローランド株式会社と富士弦が出資して松本市に「富士ローランド」を設立し世界初のギターシンセサイザー(GR)を発表しました。また1982 年には米国フェンダー社と提携し、フェンダーブランドのギター、ベースの開発製造を開始、楽器作りの地歩を固めました。1983 年には月産14.000本を達成しましたが、この驚異的な数字は当時の日本一、そして世界一の生産本数でもありました。

1982年1月 世界一の楽器工場

1982年1月 世界一の楽器工場


新生フジゲン、
異業種へ積極参入。

平成元年(1989 年)4 月「富士弦楽器製造」は「フジゲン」に社名変更しました。グローバル化が叫ばれ、多様化が進む環境下で、企業展開を積極的に進めるために「富士弦楽器製造」という歴史的社名をを「フジゲン」に改めました。熱意ある数多の協力会社を「フジゲンブランド」の下グループ化するとともに、培われてきた智慧と技術、規律のある製造体制をさらに整備拡充し、新しい次代を切り拓くプラットフォームを完成させました。

工場外観


楽器、住宅関連、金属、
アウトドア、新規事業の
5 事業部制導入。

フジゲンにはギター作りで培ってきた膨大な知識、技術の蓄積があります。たとえば木材の管理、乾燥、塗装など製造工程の根幹セクションで、他社には観られない極めて優れた技能があります。フジゲンが内包する優れた技術を活かし、多岐多様な要求に応え、文化的生活に貢献できる商品を世界にお届けするため、1989 年に5 事業部制を導入しました。エレキギターづくりにおいては量よりも質、中高級品を中心にしたハイエンドな製品へシフトしました。いっぽう、これまで培った技術や経験の、豊富な人材、さらには充実した生産設備を新たな分野に活かし、住宅関連事業、金属、アウトドア製品など事業の多角化に踏み出しました。

多角化する事業と、蓄積された木材加工技術。


MI 事業部、CA 事業部の
2 事業部へ改組。

1997 年、事業をさらに絞り込みエレキギター生産を主体とするM.I.(Musical Instruments)事業部とその製造過程で培ってきた精緻な木工技術や高度な塗装、仕上げの技術、さらには音響知識を応用発展させたC.A.(Car & Audio)事業部に改組しました。今日まで錬磨を続け弊社の両輪となっています。
M.I.事業部は、国内外の著名ブランドのエレキギター、シグネチャーモデルのOEM生産ともに自社ブランドの「FUJIGEN」、「FgN」を冠したオリジナルモデル、カスタムモデル、オーダーメイドモデルを製作しています。両ブランドとも日本だけでなく、世界的にも深く認知されており、これからの展開が期待できる事業です。多岐にわたる音楽ジャンル、楽器カテゴリーで著しい活躍を見せています。

C.A. 事業部では、輸出ブランド車のウッドパネルを主製品に、高級音響機器のキャビネット、ウッドホーンなど木地のもつ優美さや音響特性を活かした製品を生産しています。これらの製品は木材の選定から、加工、塗装、最終の研磨作業までエレキギター作りの高度な生産技術が応用されています。
エレキギターメーカーならではの強みは、「塗装の色合いにおいて実現できないものは無い」というほど、多種多彩かつ繊細な色調を自在に作り出せるところでしょう。

2014年現在の大町工場内

2014年現在の工場内


フジゲンCA 事業は
鏡面、曲面を仕上げる技術
にすぐれています。

複雑で優美なエレキギターのボディ仕上げを持ち出すまでもなく、フジゲンの鏡面塗装仕上げの品質は極めて高く、大手自動車メーカーより高い評価と信頼を得ています。
オルゴール製造では自社ブランド「ハートフィールド」名で、一般的なゼンマイ式シリンダーのボックス型から本格的なスタンド型の高級ディスクオルゴールまで、各種モデルを製作しています。エレキギター同様、ボックス型にはモデルによって木地を活かした様々な木材を使用しており、楽器メーカーならではの音響効果も十分計算され、いずれも極めて美しい音色と響きに高い評価を得ています。
C.A. 事業部では、音響特性に優れた高級材を使った電気も電池もいらないウッドスピーカー「ウッドホーン」、天然木の集成材を使い「龍昇太鼓」と命名された和太鼓など、大量生産にはなじまない逸品の生産も行っています。

フジゲンの美しい曲面、鏡面加工。

CAの日常風景

フジゲン株式会社

フジゲンCA事業部
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